弥恵の「からだのかみさま」

東京→京都に移住したライター・弥恵(やえ)の日記です

わたしが森になる前に【絵】

63453

さて日記をまとめようと机に向かうんだけど、ここ一週間、天地がひっくり返るような景色が特急のように過ぎ去って、気持ちを言葉にまとめようとしても形にならない、だけどそのまま体内にタプタプ抱えてるままだと喉が苦くなる。

朝、ベッドで宮沢賢治の春とか冬を謳う詩を読んでいたら、気持ちが一気に岩手まで飛んで、落ち着く。夫が作った菜っ葉の味噌汁としらすを入れた納豆ご飯を食べた後、机についた。

DVD突っ込んで、米津玄師が白いシャツを装束みたいに翻して、祈るように歌うのを、じっと見入る。唐突に、これまでなんども聴いたはずの、恋を歌う言葉が、幼い日々の母への想いに重なる。

♩悲しくって散らばった想いも全てあなたがくれたプレゼント

ドバッと溢れた。画用紙を引っ張り出して、イヤホンを耳にさしたまま、絵を描いた。久しぶりに。

感情の総量が前より増えてる気がする。その分刺激に弱くなったなあと思う。山と森と川、先人の結界に守られる安心で、皮膚にかぶさってた鎧がはげていく。

むき出しのままの肌では、まだ一つ一つを受け取る耐性がない。これまでもこの身体に感情の量がおさまってくれたことなんてないけど、今は全身が燃えているみたいに熱い。

私の涙は悲しくもないのに出てくるのが9割。容量オーバーになると勝手に流れる。今朝はそれがちょっと勿体無いような気がした。涙と言葉の間に、絵があるのかなあと思いました。

19006

PS 色も塗ってみた。モノクロで出力して、気分で塗り絵していきたい